最近ファンベルトが「キュルキュル」と鳴ったり、もうそろそろ交換時期だったりしませんか?
ファンベルトが切れてしまうと冷却系や発電系が動かなくなり、車が故障してしまいます。
そこで自分で交換したいという方に参考になるように解説をしていきたいと思います。
ファンベルト交換に使用する道具
必要な道具やあると便利な道具を紹介。
必要な道具
ファンベルト
10mmラチェット
オートテンショナーを緩める工具
オートテンショナーを緩める工具はスピンナーハンドルと14㎜ソケットか14mmメガネレンチのどちらか2つで緩めることができます。
スピンナーハンドルと14㎜ソケット
スピンナーハンドルと14㎜ソケットの組み合わせは全長が長くて少ない力で緩めるのでおすすめです。
14mmメガネレンチ
工具を安く抑えたい方におすすめです。
あると便利な道具
クリップリムーバー
5mm六角レンチ
ファンベルト交換の手順
ファンベルトを交換する車は21年式 GRS200 クラウンロイヤルになります。
ボンネットを開けて、カバーを外す

ボンネットを外したら赤矢印のカバーを外していきます。

カバーを外すにはリベットがあり、リベットの真ん中部分を上に引っ張ってからリベットを抜きます。
クリップリムーバーがあるとリベットが取り外しやすいです。
またリベットが劣化しているとリベットの爪が簡単に割れてしうので予備を買っておくと安心です。
エアーダクトを外す

赤丸の10mmのボルトを1本外していきます。
ファンベルトを外す

ファンベルトを外す前にファンベルトの位置を忘れたり間違わないように写真やメモをとります。

オートテンショナーのボルト14㎜を反時計回りに回しながら、外しやすい場所からファンベルトを外します。
工具が短いと力が必要になるので工具が長い方が楽に作業ができます。
オートテンショナーは緩めると戻ろうとする力があり、急に力を緩めると工具が飛んでしまうので注意が必要です。
ファンベルトを取り付ける

オートテンショナーを緩めながら赤丸の穴に5mm六角棒レンチを差し込むとオートテンショナーが緩んだまま固定されます。
固定しなくても取り付ける時にオートテンショナーを緩めれば取り付けができますのでやりやすい方で大丈夫です。

ファンベルトを取り外した位置と同じように取り付けしていき、溝にしっかりはめ込みます。
やりずらい場所からファンベルト取り付けしていくとスムーズにできます。
エンジンをかけて異常がないか確認する
ベルトが正常に動いているか、異音がないかを確認します。
異常がなければカバーなどを元に戻して終わりです。
交換したベルトの状態を確認

走行距離9万キロで10年以上交換していないファンベルトです。
よく見ると細かい亀裂が入っており交換時期がきておりました。
まとめ
GRS200 クラウンはオートテンショナーなのでベルトの張りを調整しなくてよく、ベルト1本なので交換しやすい車種だと思います。
ファンベルトは重要な部品なので早めの交換をおすすめします。
