季節が変わると夏タイヤを冬タイヤに交換や冬タイヤを夏タイヤに交換をする機会があると思います。
ですが繁忙期に店にタイヤ交換を依頼すると当日作業を断られたり、待ち時間が長くなってしまいます。
そこで自分でタイヤ交換に挑戦したい方に参考になるように解説をしていきます。
必要な道具
ジャッキ
イージーパワーレンチ
輪止め
トルクレンチ
空気入れ
エアーゲージ
タイヤ交換のやり方
1、平らな場所で地面が固い場所で車を停車してサイドブレーキをする
地面が斜めになっていると車体が動く可能性があるので、平らな場所でサイドブレーキをしっかりかけます。
地面が柔らかい場所でジャッキアップをすると地面にジャッキが沈みこみ、車体が倒れてしまいます。
2、タイヤを輪止めする
交換するタイヤの対角線上のタイヤに輪止めをしっかりします。
輪止め1個の場合は輪止めの位置に注意が必要になりなるので、輪止め2個使用おすすめします。
輪止め1個の場合
下記の図を参考にしてください。
例 右前輪タイヤを交換する時は対角線上の左後輪タイヤの後ろ側に輪止めを設置して下さい。
交換するタイヤ | 輪止めの位置 |
---|---|
右前輪 | 左後輪 後 |
左前輪 | 右後輪 後 |
右後輪 | 左前輪 前 |
左後輪 | 右前輪 前 |
輪止め2個の場合
下記の図を参考にしてください。
例 右前輪タイヤを交換する時は対角の左後輪タイヤの前後に挟み込むように輪止めを設置して下さい。
交換するタイヤ | 輪止めの位置 |
---|---|
右前輪 | 左後輪 前後 |
左前輪 | 右後輪 前後 |
右後輪 | 左前輪 前後 |
左後輪 | 右前輪 前後 |
輪止め忘れや輪止め位置を間違えるとジャッキアップした時に車体が動いてしまい、ジャッキが倒れて大変危険になります。
3、ナットを軽く緩める
ジャッキアップ前にナットを反時計回りに軽く緩めます。
90度ちょっとくらいを目安にしてください。
4、ジャッキアップをする
ジャッキアップポイントはドアの付近の車体下に2つの切込みがあるのでそこがジャッキアップポイントです。
わからない場合は車の取扱説明書に記載されているので確認をしてください。
ジャッキアップポイントにジャッキをかけて、ゆっくりジャッキを上げていきます。
地面からタイヤが少し離れるまでジャッキアップします。
5、ナットを外してタイヤを外す
イージーパワーレンチを使用してナットとタイヤを外していきます。
外したタイヤは車体下に置いておくと、もしもジャッキが倒れた時に車体を支えてくれます。
6、新しいタイヤとナットを装着をしてタイヤにガタつきがなくなるまで軽く締め付けをする
タイヤを装着してナットを手で時計回りに回していきます。
抵抗なくナットが手で回ったらイージーパワーレンチを使用していきます。
ナットを軽く締めつける時は2~3回に分けて、4穴の場合は対角線上に締め付けて、5穴の場合は星形に締め付けをしてください。
4穴の場合
5穴の場合
ナットを2~3回に締め付けることにより均一にタイヤを締め付けることができます。
7、ジャッキをゆっくり下げてジャッキを外す
車体の下にないもないことを確認してからジャッキをゆっくりと下げてください。
8、本締めをする
上記6と同じように2~3回に分けて、4穴の場合は対角線上に締め付けて、5穴の場合は星形に本締めをしていきます。
9、トルクレンチで規定トルクで締め付けをする
締め付けトルクは取扱説明書に記載されているので確認をしてください。
4穴の場合は対角線に締め付けて、5穴の場合は星形で締め付けをしてください。
10、装着をするタイヤの空気圧を確認・充填をする
長期間保管したタイヤは空気圧が減ってしまうので確認・充填をします。
タイヤの指定空気圧は車の取扱説明書や運転席側のドア付近に記載されています。
11、100㎞走行後トルクレンチで増し締めをする
走行によってナットとホイール、ハブなどが馴染んで緩むことがあるのでトルクレンチで増し締めをします。
まとめ
タイヤ交換の時期はどうしてもタイミングが重なってしまい店が混んでしまいます。
ですがタイヤ交換のやり方や道具があれば毎年のタイヤ交換が自分できるようになり、店で待つ時間や費用も浮いてきます。
タイヤ交換はミスすると重大な事故になる可能性があるので、少しでも不安な方はタイヤ交換ができる方と慣れるまで一緒に作業をしてください。